世界には図書館のある場所ばかりではありません。
この絵本の中では二頭のロバと一緒に届けられます。
本は読むだけでいろんな世界を広げてくれますよね。
アナもロバのとしょかんを心待ちしている女の子の一人です。
本を待ってくれている人、本を届けたい届けようとする双方の動きがあってこういう地道な活動が続いていくんだろうなと思います。
巻頭の説明や巻末の作者のことばを読むと、思いを持って本を届けたいという人たちの気持ちがより一層伝わってきました。
スペイン語の言葉も訳文の中に紹介されています。
文化って、市井の人のいろんな活動に支えられているんだろうなあと今更ながらに思いました。
関連本としては『ぼくのブックウーマン』『ラクダの図書館』などです。