文字も読めず、自分の名前すら分からない奴隷の少女が、宮廷の龍と外の世界に飛び出し、旅をしていく話。
ドラゴンキーパー1巻。
旅が進むにつれ、成長していく少女と少女の決断力や判断力に惹かれるものがある。
挿絵がないぶん、とても丁寧な文章で想像力が掻き立てられる。
学生時代にハリーポッターにはまって読んだときのような感覚で楽しめた。登場人物が少ない分読みやすいのでは。
龍と少女の絆が深まっていく中で、龍が大切にしている玉が何なのかこの1冊の中で明らかになる。出逢いと別れ、そして未来へ。
読み終わったときの満足感と2巻目の期待を味わってほしいと思う。
よく本を読む6年生に薦めたところ、「おもしろかった〜」と喜んでくれた。女の子にも男の子にもオススメの一冊。もちろん大人でも楽しめる本でした。