「こっから出たらぶつからな」と机に境界線を引いたり、
大したことでもないのに、いちいち先生に告げ口したり。
いたかも、いたかも。こういう意地悪で嫌な男の子!
最初、ますだくんが怪獣で描かれていることに「?」と思ったけど
読み進めていくと、「ううむ、うまく表現したなあ」と苦笑。
ますだくんに お気に入りの鉛筆を折られて、ますだくんが憎い気持ち、
それで思わず消しゴムを投げつけちゃったから怒ってるだろうな…、
学校に行きたくないな、という気持ちが上手く表現されています。
この絵本の主人公の名前は「みほちゃん」。
この絵本の 作者 の名前も「美穂」さん。
もしかして…このストーリーは、作者の体験談!?
挿し絵が、漫画のように四角い枠に描かれていて、中には
1ページに3コマ描かれているページもあるので
読み聞かせだと、挿し絵が見にくい上に、今どこを読んでいるのか
ひとつひとつ指で指し示さないと分かりにくいかな。
1992年度 課題図書
第15回「日本の絵本賞」絵本にっぽん賞受賞
第23回 講談社出版文化賞 絵本賞受賞
第 2 回 けんぶち絵本の里大賞 びばからす賞受賞