すてきな農園の風景、そして町並み、市場のようす、すべてが美しくて、その場にいるかのような錯覚におちいるほど。広野さんの絵はすばらしいです。
絵とともにお話の内容もあたたかい。おばさんが丹念に育てて収穫した赤いトマトをスーザが売りにいきます。
市場に並べられたトマトのおいしそうなこと! でも、場所が悪くて最初はなかなか売れません。そこで、スーザが考えたこととは…。スーザの明るい性格が甲を評して、喜ばしい結果がおとずれます。
トマトを人々に売り、みんなの喜ぶ笑顔を見ていると、農業をしている人の醍醐味ってこれかな?なんて、思いました。
スーザも、おばさんのような立派な農民になれそうですね。