鈴木まもるさんが絵を描いた、地震のことを説明した本です。地震がどうやって起きるのか、地震が起きると町や海や山はどうなるのか、地震が起きたらどういう行動をとったらいいのか等がわかり易く書いてあります。どちらかというと科学絵本の分野になると思います。
さて、我が家の5年生の娘は地図とか科学絵本とか、割と教科書的な本が好きです。
今日、夫と私と娘で「災害が起きた時に、誰をおんぶして逃げるか」という話になり、どう考えても自分は、自力で逃げなければならないということを悟った娘は、突然、弟を集めて、非常用持ち出しリュックの点検を始めました。
その時に教科書として使ったのが、この本です。
娘は、弟達に、地震が起こったらどうなるのかをページをめくりながら説明し、三人で、誰のリュックに何を入れるのか話し合って、立派な荷物を作りました。
この本は、末っ子のリュックの中に入れられました。
弟たちも、私がガミガミ言うより、姉が本を使って説明した方が説得力があったようで、文句一つ言わずに動いていましたよ。
鈴木まもるさんの穏やかな絵が、地震の怖さを伝えながらも、恐怖を覚えさせることはしないので、すっと入っていかれるようです。
教科書的絵本がほとんどない我が家では、珍しい本ですが、意外と力を発揮しています。