タイトルに『曲芸師』とありますが、この作品は一人の女の子の「自由になるためのお話」であったような気がします。
1つ1つのシーンから、この『曲芸一家』の家族の結束力や優しさが垣間見えて、暖かい気持ちになれました。
クエンティン・ブレイクは自分で絵と文を書いているので、
とても効果的(見やすい)配分で、この絵本の世界を作り上げてくれているように感じました。
曲芸用の衣装の模様も何やら幾何学的で、とてもいい味が出ていました。
たぶん、うちの下の子は、もう少し小さかったら《アンジェリーナ》の衣装を着たがったと思います。
アンジェリーナの服が一番可愛かったです。
小学校2,3年生から高学年くらいのお子さんたちにお薦めです。
もちろん、読み聞かせにもお薦めします。