小学校の高学年くらいから中学・高校生以上の方にお薦めしてきているこのRDGシリーズですが、とうとう6巻にていったん完結という形になりました。
ファンタジーのような、SFのような、ティーンズ文庫にありがちな恋愛もののような、わりと今どき風な内容です。
……ですが、荻原さんの描かれる言葉の世界にとても広がりがあり、ただの「今どき」では済ませないような面白さもしっかり伝わってきます。
なぜ、今回の6巻で……?とは思いますが、
少々強引に今までの伏線のこたえるような形をとりつつの(ひとまず)「完結編」となりました。
いろいろ気にかかっていた点は、何となく説明されました。
これからの泉水子のことは、作者自身気になっているような気がするので、もしかしたら、いつか続編を考えていらっしゃるかもしれません。
毎回の表紙絵が酒井駒子さんで、とってもよかったです。