『バスラの図書館員』という絵本を先に読んでいたので、予備知識がありました。
こちらはその漫画絵本です。活字があんまりという人にも漫画だけに読みやすいかもしれません。
イラク戦争により、自らが働く図書館の本も危険にさられさていることを知ったアーリヤさん。政府にもかけあい本を移動させることを進言しますが聞き入れてもらえません。
アーリアさんの熱意にほだされて本を移動させる人々の姿が感動的です。
何か起きた時の力って、政府よりもやはり民間人なのだなあと思ったのが一つと、戦乱の中盗みを働く人々がいることの悲しさとやるせなさも感じました。
現在のアーリアさんの活動のこともわかります。『バスラの図書館員』と併せて読むと、さらに味わいが深くなりそうです。