ましませつこさんのレトロな絵が好きで、手に取ってみた1冊ですが、内容もさらに日本の情緒と季節感あふれる素敵なものでした。娘は、「こよみってなあに?」と真っ先に聞いてきましたが、やはりこの絵本には「カレンダー」でなく「こよみ」が合っていますね。
娘のお気に入りは、3月さん、4月さん、10月さん。どれも夢があって、女の子らしくていいですよね。3月さんを見て、「おひなまつりに着物着た〜い!」と言っている娘。四季の行事を学ぶのにも最適な絵本だと思います。
最後のページの窓の仕掛けも、子どもたちを夢中にさせてくれますが、表紙のカラフルな戸を1つ1つじっくり見るのも、娘の楽しみになっているようです。「この戸は、竹でできてるよ」「ばあばのうちにも、こういう戸があるよね」なんて話ながら、後ろに隠れている「こよみともだち」を当てるのを楽しんでいます。