今まで読んだアンデルセン童話の中で、なんとシンプルなお話でしょうか。
お話のディテイルや感情部分がザックリとはしょられて、要旨だけ。
それだけに、なんだか「あらららら」という感じです。
「ほんとうのほんとうのお姫様」ってえんどう豆でわかるのでしょうか。
王子様の探した「ほんとうのほんとうのお姫様」は、この人でいいの?
自ら「わたしがほんとうのほんとうのお姫様」だと登場した女の人。
けっこうな売り込みです。
それから「ほんとうのほんとうのお姫様」かどうかを確かめるために、お妃様は変わったテストを行います。
20枚の敷布団の上に20枚の羽根布団を乗せて、その上で眠れだなんて。
結局、「こんなんでいいの?」とツッコミを入れたくなったのですが、軽く読めるお話ではありました。