バナナは身近な果物で誰もが知っていますが、この絵本を読むとバナナのことを意外と知らないものだと改めて気付きました。
食べる時にじゃまな『スジ』は、バナナにとってはとっても大切な役割があること。
バナナを輪切りにすると出てくる黒いてんは、バナナの種のなごりだということ。
種があると食べにくいので、種のないバナナが作られたということ。
種のないバナナがどうやって増えるのか?など
親子で楽しくお勉強ができます。
バナナの芽が出て、バナナの実が実るまでの様子も分かりやすく描かれています。
最後のページは、バナナの皮におしまいと茶色く描かれています。
バナナの皮に楊枝で傷をつけると、しばらくすると傷が黒く浮き上がるのだそうです。
「やってみよう」と言うので、早速試してみました。
最後に本を閉じたあとも、裏表紙のイラストがお茶目で、ちょっと笑っちゃいました。
【事務局注:このレビューは、「バナナの はなし」かがくのとも 2009年4月号に寄せられたものです。】