舞台はベネズエラではありながら、急激な工業化で素朴な自然が失われていくさまは日本に共通しています。
都市化で自然が失われ、子供たちは遊び場を失い大人からは邪魔にされます。
残った空き地に公園を作ってほしい。
子供たちは運動をおこしますが、大人社会に振り回されます。
役人には邪魔にされ、政治家には利用され、新聞記者にはニュース種にされるだけ…。
でも、子供たちの熱意に力を貸してくれたのは、自分の親たちでした。
結束は力。
原作は1981年の出版だそうですが、ロングセラーといわれているように、古さを感じさせない絵本。
親も子も考えさせられる作品です。