発行が昭和61年とあります。図書館で借りてきました。ものすごく年季の入った作品ですが、とてもよかったです。
こねこが 三びき おりました。
しろねこ、みけねこ、くろねこ、です。
一ぴき、 二ひき、三びき、です。
原作のステーエフの作りもよいのだと思いますが、
脚本を書かれた小林純一さんの句読点の使い方が、
日本語らしい響きとリズムを引き出してくれているように感じました。
幼児向けにしては 12場面とやや枚数はありますが、
1枚1枚文章は少ないので、長い物語という印象はありませんでした。
当たり前のことを描いていますが、小さな子どもたちにはそれが不思議で面白いと思います。
お薦めです。