娘と読みましたが
私の方が夢中になりました。
それは、自分が子供のころの「くらやみ」に対する感覚が
的確に表現されていたから。
大人になってしまったら、すっかりそのことを忘れ
少々の暗がりなんて、
まして、勝手知ったる家の中の暗いところなんて
なんとも思わなくなったのですが・・・。
そうなんですっっ。
何度通っても「あの廊下の影が・・・」と思い
バタバタと走って、夜のトイレに行っていたことを思い出しました。
漠然とした「くらやみ」(それも、自分の中では擬人化されていた!!)が
怖かったんだなぁ・・と改めて納得。
なんとなく情緒的に感じた作品ですが
同時に懐かしさも感じます。