この本は「ぼくブルートレインにのったんだ」の続きになっています。
「熊森」から「熊館」までの連絡船ということですが
船の中に列車があるというシーンもあり
たぶん青森から函館までの青函連絡船をイメージしているものと思われます。
船内の様子も細かく、
「連絡船のたてる波のうねりが、ゆったりと陸地のほうに向かいます」という表現など
大きな船が進む姿が目の前に浮かんでくるような表現、
イルカの現れるシーンなど
たまらないリアル感です。
お母さんの誕生日プレゼントの旅行とのことなので
船を下りた後の展開も気になります。