このシリーズはどれもドキドキハラハラするのですが、このお話が一番ドキドキハラハラしました。
息子はリトルホーンを自分と重ねて聞いているようで、読み終えた後には、夫に興奮しながら、この本の内容を熱く語っていました。あまりに熱くなりすぎて、終いにはリトルホーンのやった事を、自分のやった事として語り、語り終えた後は自信に満ち溢れていました(笑)
何故そこまで、引き込まれるかと言うと、最初からいつ敵が現れるかわからない緊張感に包まれ、さっきまで一緒にお話ししていた恐竜が食べられる。それを見ていて恐怖は最大限に高まったところで、いきなり自分が大ピンチに!!ちょっと安心したかと思うと、またまた、見えない恐怖にじらされて、最大のピンチが訪れる!!無我夢中で頑張ったリトルホーンの大活躍により、勝つことが出来る結末。もう、そのハラハラ感を一緒に味わっていると、だんだん自分がリトルホーンなんじゃないかと思ってしまうようです。
絵もとっても迫力があるのですが、少し可愛いさも残してあるので、恐怖感ばかりではありませんよ。