タイトルと黒を基調としたおしゃれな表紙が気になる一冊。
文は最後の1ページだけの探しもの絵本です。
一見かたつむりとは関係ない絵が次々と出てきますが、
その中から、これも!これも?もしかしたらここもそう?とかたつむり探しを楽しめます。
大人が読むと、何か思いがけないメッセージも隠されているのかも?と深読みしてしまいそう。
色数をおさえたシンプルな絵だからこそ、後を引きます。
黒の中から浮かび上がる表現はウンゲラーの名作「すてきな三にんぐみ」と繋がっているように感じました。
ちなみに、作品によっては作者名をトミー・ウンゲラーではなくアンゲラーと紹介しているものもありますね。発音の違いなのでしょうか。ご参考まで。