グリム童話は残酷な話が多いので「ウチの子はどんなふうに受け取るだろう?」といつも気になります。
でも、この本を見せると「知ってる!オオカミがお母さんに化けて家に来る話でしょ?」って。幼稚園で読んでもらったみたいでした。
「そうなんだぁ」と少し安心して読み進めましたが、やはりオオカミを殺したあと子ヤギ達が「おおかみ しんだ!」と喜んで叫ぶシーンは気になりました。
子どもはこのような話をどのように消化するのか?
どのくらいの年齢期に、どのように与えればいいものなのか?
私にはまだ分かりません。
けれど「七ひきのこやぎ」の話を読むなら、このホフマンの絵本を選ぶことを絶対オススメします!
子ヤギたちを何よりも大切に思うお母さんヤギの愛情が絵から溢れ出ているからです。
絵を見ていると、オオカミを殺したという行い以上に深く感じ入るものが自然と生まれてきます。
最後のページ。眠りについた子ヤギたちを見つめるお母さんヤギの後ろ姿、とても印象的でした。