図書館から借りてきて、4歳と9歳の娘たちと読みました。
作者のミロコマチコさんが、
愛猫てつぞうがどんなネコなのか、
「てつぞうはね」とユーモアたっぷりに、
そして愛情あふれる文と絵で静かに語ってくれる絵本です。
どのページからもてつぞうへの愛がとめどなく溢れていました。
私も娘たちも、てつぞうの紹介文にケラケラ笑いました。
「てつぞうはね だれもが恐れる 暴れねこ」
のページには、かなり笑いました。
絵の迫力が半端じゃないです(笑)。
夏のてつぞうも、冬のてつぞうも、
すべてのてつぞうが愛しくて笑いました。
しかし訪れる、てつぞうとの別れ・・・。
動かなくなったてつぞうに、胸が詰まりました。
てつぞうとの別れは、悲しいけれどそれだけではありません!
ちゃんと新たな幸せがくるんです。
てつぞうのことは忘れません。
作者の気持ちが全ページに溢れ出て、気持ちが伝わってきました。
私の拙い文章では、とうていこの素晴らしさを伝えることはできません。
皆さん、どうぞ手にとって読んでみてください。
猫好きの方はもちろん、あまりそうではない方にも
ミロコさんの愛情が伝わると思います。
とても素晴らしく、素敵な一冊だと思います。
犬派の私ですが、手元に置いておきたくなりました。
娘たちも大好きな一冊になりました。