東北にある、山の小学校に通う、たけちゃんのお話。
おうちに囲炉裏があったり、かまどでご飯を炊いていた頃のお話です。
実は、この絵本は子供だった頃、私が大好きな本でした。
でも、正直な話、息子が楽しめるかどうかは疑問でした。
なにしろ「なわしろ」「からすおどし」「たねもみ」「おちばかき」
現代に産まれた息子が、知らないはずの言葉がたくさん出てくるお話です。
お友達の女の子は、自分のことを「おれ」と言っているし…(方言です)
ところが、そんな心配をよそに、いたずらっ子でやんちゃなたけちゃんに、息子は大夢中!
おちばかきの籠に、お兄さんの真似をして飛び乗ったはいいけれど、
バランスをくずして山を転がり落ちるシーンには、大笑いしていました。
そういえば、自分も、このシーンが大好きだったっけ。
深沢紅子さんの挿絵も実に秀逸です。まさに、たけちゃんってこんな顔! といいたくなる絵です。