3びきのくまというお話は、別の絵本で読んだことがありましたが、そのお話の内容や絵と比べながら読んでしまったので、この絵本のことばや絵の雰囲気に、新鮮さを感じて、これはもはや別のお話では?って思ったほどです。
女の子がとってもかわいいお洋服を着ているし、くまさんのおうちも、すてきな森の中にあって、とても怖いくまが住んでいるように思えない。おうちのなかがこれまた魅力的で、家具の形や色や模様、どれもこれも居心地がよさそうなものが並んでいます。
最後の、女の子とのくまさん家族との会話が好きです。何も言わずに走りさるのではなくてちゃんとコミュニケートできていて、ほんとによかった!ってほっとしてしまいます。
本のとびらのイラストがまた優しい気持ちにさせてくれるんです。
会えてよかったなあって思える一冊でした。