どちらかというと、絵のタイプは海外の新聞に載っているマンガのような絵柄で、子どもたちから見ると親しみやすい絵なのかな〜と、感じました。
とはいえ、内容はしっかり伝わってくるものがり、おおじいちゃんとひ孫との心の触れ合いをとても感じることができました。
この絵本を読んで、すごいなと思ったところは、小さな子どもにもちゃんと向き合って自分の身近な人の「詩」について説明するシーンがあったこと。
日本人はどちらかというと「死」を忌み嫌うところがあり、
おじいちゃんやおばあちゃんが亡くなった時、まして小さな子どもには伝えるどころか、どちらかというと隠そうとする気がします。
でも、この物語のようにしっかり身近な人のの「死」を伝えるとこは、実は大切なことなんじゃないかと、この作品を読んで改めて感じました。
もし変におおじいちゃんが生きているようなそぶりをされたり、「死」を隠すようなことをされていたら、「ぼく」の気持ちはどこにももっていいきようがなく、長い間重荷になってしまいそうです。
「わすれられないおくりもの」や「ずーっとずっとだいすきだよ」
などと同様、身近な人の「死」を癒したいとき、小さな子どもたちにそれを伝えたいとき、お子さんたちと読んでみるのもいいかもしれません。