宮沢賢治のお話は、リズミカルで楽しく読めました。
表現がとても繊細です。
「お日様が、真っ白に燃えて百合の匂いを撒き散らし又雪をぎらぎらてらしました。木なんかみんなザラメを掛けたように霜でぴかぴかしています。」
「堅雪かんこ、凍み雪しんこ。」四郎とかん子は雪沓をはいてキックキックキックと野原にでました。
まるで歌をうたっているようです。
絵もマンガを見ているようでしかも、表情がかわいいのです。
子供が見ても、面白いと思います!
お話は、長いですが、リズミカルで楽しいのでわかると思います。
四郎とかん子は、森で狐に「狐小学校の幻燈会に招待されます。兄さんの入場券もと思うのですが・・11歳までと言われ
二人で行く事になります。 兄さんはお土産に鏡餅を持たせてくれます。
沢山の狐たちが歓迎してくれました。
星がキラキ光って、とてもステキな幻燈会です。私も行って一緒に見たいな〜と思いました。
燕尾服を着た白い狐の
紺三郎は、ちょっと緊張して、司会してます。
「お酒をのむべからず」
人間は、狐は人をだます悪いものと思っていますが。
四郎とかん子の優しさと誠実さは、狐たちにも伝わり狐たちも誠実で、信頼関係がステキ!
狐の生徒は四郎とかん子に感動してキラキラ涙をこぼしました。
本当に良い幻燈会で、二人が帰る時にどんぐりやくりをお土産にくれます。
本当にお互いに信頼関係があって良い話でした。
二人が森を出て帰ると、兄さんたち三人の影が見えます。
この絵がとても良い、ラストシーンです。
三人の兄さんの優しさ、誠実さと優しさの大切さを感じました。