ともだちのはじまりを描いた物語です。
じぶんがほんとうはハッピー星からきたうちゅうじんだと、さとに
うちあけるじゅじゅ。ハッピーをみつける星人だと言います。
じゅじゅのおかあさんの気持ちを考えてなんだか切なくなって
しまいました。ともだちのはじまりはうれしいものだけれど、
それ以上にどきどきもし、じゅじゅの置かれている環境などを
(勝手に)考えて切なくなってしまったのです。その切なさに、
みやこしあきこさんの渋い色彩の挿絵がぴったりでした。
娘はさととおんなじようにじゅじゅはうちゅうじんなんだなあと
思いながら静かに聴いていたので、うれしかった。土星のところでも
ふたりとおんなじように楽しそうにしていたし。
娘がじゅじゅやさとのそばにいても、きっと静かにゆっくり、
いいお友達になれるのではないかしら。