3歳3ヶ月の息子に…と思って図書館で借りたのですが、
これはまだ早く、長く、難しく…
どちらかというと大人向けの絵本だと思いました。
私自身は藤城清治さん作のものを幼い頃に読んでいました。
が、それは、物語りが短くなり、
絵もカラフルな影絵でしたので、子どもにも読みやすかったです。
こちらは絵が美しいけれど、トーンがひとつで静かで長い。
そして、文章からの想像の域をもっと広げてくれるような、
自分の世界に浸らせてくれるような。
絵として主張しすぎず、文章を遮ることがないような。
そんな静かな魅力ある大人の絵本です。
宮沢賢治の見た夜空は、
この絵本のようだったのかもしれない、と思いました。