『きょうのごはん』のリアルな絵が印象的だった加藤休ミさんの作品ということで
読んでみました。
主人公の男の子が、お寿司屋さんの大将に、早朝の魚市場に連れて行ってもらった時の
作文のような文章です。
冒頭のお寿司屋さんのシーンから、主人公の好奇心が伝わってきます。
さあ、読者も一緒に、魚市場の様子を体感しましょう。
市場の様子もさることながら、鮮魚の絵は本当に鮮度抜群のピチピチです。
少年らしい、友人を思い浮かべて「はしもとだ!」のコメントに、
「これはスズキだよ」というおじさんの返答もいいですねえ。
鮮魚の処理の様子もきちんと描かれています。
小学校の仕事調べの単元でも使えそうですね。