まずあらすじを知って、あ、おもしろそうだと思い、そして作者が加藤さんだと知って、
もっと興味が出てきて読むのが楽しみだった一冊です。
マグロのせりや解体の様子、いろいろな種類の魚や貝類が置かれたお店、
鮮度を落とさないためのヒラメの処理の様子、などなど 豊富な内容でとっても満足です。
アップで描かれた イトヨリダイ、キンメ、カワハギ、そしてきわめつけは
どーん!と大きく描かれたブリ。
もうね、凄いですよ!迫力まんてん。
今にもピチピチ動きそう。独特の魚のにおいもしてきそう・・・。
それに加えて、どの場面も市場にいる人たちの息遣いが聞こえてきそうなほど
臨場感たっぷりで丁寧な描写はすごいなって思いました。
本の中から、「いらっしゃいっ!!」って威勢のいい声が聞こえてきそうです。
いつか小学校でも紹介したい作品です。