パラパラ漫画の小さい絵本なのだが、小さなケースに入っていて、マッチ箱のような形もかわいらしい。題名の通り、表紙の虫が食べてしまった設定で、本の中に穴が広がっていく。虫の飛び方もなかなかリアルな動きになるよう工夫されており、何度でもパラパラしたくなる。
「うさぎ」など様々なシリーズがあるのだが、私はいつもバックに忍ばせて、電車の中やレストランで、娘が飽きてしまったら、パラパラさせている。静かな世界観なためか、騒ぐこともなく、じーっとパラパラを見つめてくれる。ちなみに、しみじみ味わえる芸術的な絵本だからか、色々な美術館のミュージアムショップでも売られている。