表紙から、スズキコージ色が迫ってきます。
描かれているのは、森林に降り続く雪景色、その中でうごめく生き物たち。
それらが次々に紹介されますが、中には知らない名称も。
実は、アイヌの言葉だそうです。
神を意味する「ピト」、雪を意味する「ウパシ」・・・。
表題は掛け声でしょうか。
アイヌ語の持つ響きが、風景と溶け合います。
実は、全ては、路上ライブペインティングで描かれた一枚絵。
巻末でその全容が明らかになります。
スズキコージさんの作品は、強烈な個性の絵とともに、
文章も耳で感じるものが多いです。
シュールな世界ですので、子どもたちには???かもしれませんが、
ぜひ音読で、アイヌの言葉を体感してほしいです。