表紙から独特の迫力です。
イヌとカササギの友情と、そこに割り込んできたキツネ。
揺さぶりの言葉の巧みさもさることながら、
その目的に、キツネの孤独の重さを突きつけられます。
とても重いテーマを内在する作品です。
原書の手書き文の味わいをそのままに、
川端誠さんが手書き文字と日本語版レイアウトを担当しているところも見所でしょうか。
調べてみると、原書からかなりの意訳がされている様子。
この作品を本当に知ろうとするなら、原書まで当たる必要がありそうですね。
ただ、この作品の持つ迫力は日本語版でもかなり伝わってきます。
知人は、中学校での読み聞かせにセレクトしていました。
うむ、納得。