これまでも『かばくん』『ぼくはかさ』などの絵本は、最初から最後まで楽しんでいましたが、
この本は、それらの本以外で初めて表紙から裏表紙まで“物語”を楽しめた絵本です。
私が読んでいる時に、自分でページをめくって先を急ぐこともなく、
きちんと文章が終ってからめくることが出来ました。
お話を楽しんでいることがよくわかりました。
いちばん好きな場面は、やっぱりみんなでお弁当を食べるところ!
「これなあに?」誰が何を食べているのか、ひととおり聞いた後は、
「きりぎりすさんはねぇ、きゅうりだよ」
「てんとうむしさんは、トマトだよ」
全部教えてくれます。
そして、「〇〇ちゃん(息子の名前)はねぇ、きゅうり!」とか、
「かあさんのおべんとうはねぇ、これ!」とか、いっぱいお話してくれます。
息子が初めて物語絵本を楽しんでいる、と実感した思い出の絵本です。