エレキギターが大好きで引っ込み思案な少年レオ。彼にギターを教えてくれた亡き友人ケチルの願いを叶えたいという思いを胸に、レオは単身、ベルリンへ旅立ちます(しかも初めての海外旅行!)。
読後感は、爽快!最終章、レオはベルリンで出会った仲間たちと共にライブを繰り広げるのですが、レオのあまりの成長に、思わず胸が熱くなります。
ドイツの歴史やロックミュージックをすごく知りたくなる。その扉を思い切って開きたくなる。そしてなにより、レオみたいな夏の冒険がしたいな!という気持ちになる。いろんな人と出会って、困難にも果敢に挑んで、仲間と笑って、抱き合って。しかもそこに、レオの初恋や、70年越しのケチルの恋の行方も絡んでくるというドキドキ感。
もういい大人である私自身、楽しませてもらいましたが、子どもにもいつか読んでもらいたいなー。夏休みにオススメの一冊です。