始めはどんな絵本かな、と思って読んでいました。ちょっと怖いのかな、何て思いながら。
でも、決して怖いお化けの絵本ではなくて、とても感動してしまう、涙が出そうになる、そんな絵本でした。
亡くなった人の思い出は、例え短い期間でも、生きている人にとってはかけがえのない思い出になります。
この女の子は、まだ小さいながらに、大好きだったパパの味をしっかりと覚えていました。
大好きなパパと過ごした日々。嬉しかったと思います。泣きながらケーキを食べる姿が何とも言えませんでした。涙がこぼれてしまいました。
本当に大切なもの、家族の愛、色んな事をこの1冊が教えてくれていると思います。
まだ私の子供は小さいので、内容的には理解できないかもしれませんが、もう少し大きくなったら、ぜひ読んであげたい絵本だと思いました。
ママの味、パパの味、おばあちゃんの味。いつまでも元気で、みんなが過ごせればいいのですが、しっかりと思い出の味を作れるようにならないといけないな、と思いました。