どんなに想像力を膨らませてみたところで、最愛の人を亡くした想いとは、そのことを経験したことのない者にとっては考えの及ばない何かがきっとあるのだろうと思う。
これは、おとな向けの本。
そして、恙無く日々幸せに暮らしている者にとっては、それほど深く感じることのない絵本なのかもしれません。でも、これから先、もし自分がこのような経験をすることがあったならば、その時には必ず、取り出して読んでみることでしょう。
決して、自分のあとを追わないようにというレイラの想いが、私の胸に深く深く刻まれた詩でした。
きっとこの絵本のようなお話があったのだと私は信じています。