あらしのよるにスペシャル、またまた、スリリングなシチュエーションが友情を試します。
食うもの、食われるものの関係である、オオカミのガブと、ヤギのメイのエピソード。
どちらも相変わらず、仲間からは理解されないであろう友情を、必死で守ろうとするのです。
今回もまた、ガブは腹ぺこの状況でメイに会うことになります。
もちろん、親友のメイを食べるということにはなりませんが、
メイの仲間のヤギをどう捉えるか、がポイントです。
ガブのジレンマはもちろんのこと、メイの疑念も切々と伝わってきます。
でも、そう、ガブだからこそ、こういう展開になるのですね。
表題に込められたメイの思いに共感します。
今までのガブ・メイエピソードを知らなくても、今作だけでも十分、この世界を堪能できます。
繊細な友情は、やはり小学生以上くらいから味わえるでしょうか。