山奥に住んでいるボボじいさんは、鳥や動物たちに、美味しいものを作って、食べさせていました。そこへ、ある日、これまで、一度も見たことのない変な動物がやってきました。
自分のことを『どうつぶ』といい、ちっちゃい子どもの人形が食べたいというのです。そこで、ボボじいさんは考えました。
子どもの人形を食べたいと、なんて恐ろしいことを言うのでしょう。でも、ボボじいさんが言うことに耳を傾け、ついつい、ボボじいさんのペースに巻き込まれるという、なんとも、かわいい『どうつぶ』くんに親近感を覚えました。そして、その後、どうなったでしょうか。
モノクロで描かれた世界、細かい背景や、ボボじいさんが作る手の込んだごちそうにもご注意ください。