アフリカといえば異国の地。というイメージがとっても強く、アフリカの民話ってどんなの??と思い手に取った絵本でした。息子も表紙のマサイ族がかぶっているお面に惹き込まれ、すぐに読んで!読んで!といっていました。
お話はマサイ族に伝わる民話をマサイ族が劇で演じていくお話なのですが、最後まで犯人が分からなくて、誰?誰??と思ったり、分かったときの面白さに噴出しちゃったり、最後まで飽きることなく読める絵本です。
少しボリュームがありましたが、年少児の息子でも最後まで楽しんで聞き入っていました。
ところどころにマサイ族の表現があって、その響きもまた素敵な味わいをだしています。
そして不思議なことに、この絵本は読んでいるとより、実際にその公演をみているような気がしちゃいます。
多分最初のページに、幕の前で観客が開演を待っているシーンが書かれているせいでしょうか。
だからこそ、この絵本を本当の劇でやったらどんなに面白いかと思いました。