この絵本は少し独特な雰囲気があります。
文章も、キャラクターも甘くありません。
うさぎが足の速さを自慢している様子が描かれ、かなり調子に乗っている印象を受けます。
亀も、かけっこで元々勝つ気でいるし、勝った後は教訓台詞。(説教好きじいさんのイメージ)
文も難しい表現のオンパレード。
文も、キャラクターも、好きかと聞かれるとそうでもないのですが・・とにかく絵にぴったりで、全体としてすごく美しいのです!!
出てくる動物はうさぎと亀だけではなく、ギャラリーとして狸、狐、鳥、ねずみ、虫などいっぱい出ていて、みんないきいきしています。
好みは分かれるとは思いますが、私はとても好きです。
(うさぎと亀には続きがあるみたいなので、興味がある人はぜひ検索してみてください。より教訓的です。)