カブトムシみたいな虫だと思っていたのが、実は茶色の小瓶で、しかもそいつはしゃべりだすし、不思議な手と足が生えてくる。
60ページという短いページの中で、はなしはどんどん展開していくのに、ブレが無く、とても読みやすかったです。
この佐藤さとるさんの紡ぎだす世界を、画家の村上勉さんは、まるでそこに見えているんだよ。とでもいうかのように、描き出してくれています。
絵も多いし字も大きいです。お父さんやお母さんが読んで聞かせてあげても、つらくないくらいの短いお話しです。
読んであげるなら、4,5歳くらいのお子さんから、ひとり読みなら小学校1,2年生くらいからお薦めします。