ネパール民話です。
プンクは、小さい時に母親をなくし、継母と娘のチャンパに
意地悪をされて暮らしてました。やぎのドーン・チョーレチャに
可愛がられ助けられたのを継母が悔しがり、ドーン・チョーレチャ
を殺して村人たちと食べてしまいました。言われたままに、骨を
拾い集めて牧場に埋めるとその埋めた場所にヤモリーという饅頭
がどっさりとなり、鬼の夫婦に連れ去られてしまうのですが、
またねずみが助けてくれました。プンクは、沢山の宝物まで
もって帰ることができたのですが、継母は、チャンパにも宝物を
もって帰るように同じことをしたのですが、やっぱり性格が悪い
ものだから、ねずみを殺してしまって、自分は、鬼夫婦に食べられ
てしまったお話でした。
ドーン・チョーレチャは、きつねの耳でなにもかも聞いて殺される
ことを知っていたから逃げることも出来たのに、プンクを守りた
かったのだと思うと、そのことが心に残りました。