新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

新刊
はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本

  • かわいい
  • ギフト
  • ためしよみ

よるのとしょかん」 夏の雨さんの声

よるのとしょかん 作:カズノ・コハラ
訳:石津 ちひろ
出版社:光村教育図書 光村教育図書の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2013年11月
ISBN:9784895728683
評価スコア 4.52
評価ランキング 7,397
みんなの声 総数 22
「よるのとしょかん」は現在購入できません
  • この絵本のレビューを書く
  • 夢の世界の図書館

     図書館には毎週行きます。
     昭和30年代とか40年代は今のように図書館もきれいで明るいところではありませんでした。住んでいた地域にもよりますが、あまり多くもなかったと思います。
     今は公共図書館も充実しています。私の家からは歩いていける距離に二か所、電車で一駅のところに一か所ととても便利です。そもそもそういうところをねらったのですが。
     閉館の時間も遅いところでは夜の9時までというところもあって、会社帰りに立ち寄ることもできます。
     でも、さすがにコンビニのように深夜まで開いている図書館はないのでは。

     ところが、あったのです。「よるのとしょかん」が。
     この図書館の開館時間は「まよなかからよあけまで」なんですから、すごい。
     そこで働いているのは、カリーナというおさげがとってもかわいらしい女の子と三羽のふくろうたち。
     どんな人が利用するのかだって?
     たくさんの動物たちです。
     ここでのルールも私たちがよく知っている図書館と同じ。
     大きな音で楽器の演奏なんてできません。
     演奏前の曲探しに図書館にやってきたリスたちが案内されたのはプレイルーム。ここならどんな大きな音をたてても大丈夫。いいですね、こういう部屋があって。
     悲しいお話に大粒の涙を流しているおおかみは、よみきかせコーナーでじっくりと大きな耳を傾けます。
     もちろん、「よるのとしょかん」では貸出もしています。
     のろまのかめさんも、このサービスにご満悦。

     朝になる前にカリーナたちは屋根裏でいってしまいます。
     残念ですが、そういうわけで私たちはカリーナたちに会うことはありません。
     もしかすると、「よるのとしょかん」をのぞくことはできるのでしょうか。
     それも残念ながら、できないのです。
     だって、「よるのとしょかん」が開いている時間は、私たちは夢を見ているから。

     作者のカズノ・コハラさんの絵はリノリウム版画で描かれているそうです。
     あったかくて、かわいくて、「よるのとしょかん」こそ夢の世界の図書館かもしれません。

    投稿日:2014/02/09

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「よるのとしょかん」のみんなの声を見る

「よるのとしょかん」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

きんぎょがにげた / しろくまちゃんのほっとけーき / はらぺこあおむし / もこ もこもこ / おつきさまこんばんは / だるまさんが / いないいないばあ / がたん ごとん がたん ごとん / くだもの / はじめてのおつかい

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • なまえのないねこ
    なまえのないねこの試し読みができます!
    なまえのないねこ
    出版社:小峰書店 小峰書店の特集ページがあります!
    ぼくは ねこ。なまえのない ねこ。ひとりぼっちの猫が最後にみつけた「ほんとうに欲しかったもの」とは…


児童書出版社さん、周年おめでとう! 記念連載

みんなの声(22人)

絵本の評価(4.52)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット