クラシック音楽は、レコードで聴くのはいいけれど、演奏会はつまらないと思っていた小学生の頃、学校で連れて行ってもらった音楽鑑賞教室で、目から鱗が落ちました。
指揮者の方が、楽団員の方達をユニークに紹介してくださったことで、それまで、みんな同じに見えていた演奏者が一人一人浮かび上がり、モノトーンだった演奏会が人間的な色彩を持った音の連なりで迫ってくるようになったのです。
この絵本は、その時の気持ちを思い起こさせてくれるような内容でした。自宅を出る前の着替えの様子で、演奏者の個性を表現するなんて、おもしろいですねえ。これからの演奏会の楽しみが増えました。
身近にオーケストラ関係者がいるので、プレゼントしてみようと思います。