たまたま本屋の絵本コーナーで見つけ、その題名の不思議な魅力にみせられて読んでみました。
実際に、日本の海辺に住んでいても起こりうる話のところが親近感がわきました。大概の場合、海辺に打ち上げらえたいるかやクジラは助けてあげることは出来なものですが、そこはお話しの世界! 助けてあげられて、しかもバスタブに連れて行ってあげるところがいいなと思いました。
ノイのお父さんは、ノイが寂しいからクジラを連れて帰ったと思ったみたいですが、果たしてそうなのでしょうか? 私は、ノイがクジラを一人ぼっちで可哀相と思ったから連れて帰ったのかと思いました。その答えはどこにも描いてなかったけれど、いい親子関係ですよね。
私は、ノイがクジラに色々な藩士をしてあげるページがとても好きです。バスルームのバスタブにクジラがいて、バスタブに寄りかかり、おやつを食べながらクジラに向かって話をしているノイが可愛くてたまりません。また、煮た魚を餌にもってっちゃう?! そこも可愛かったです。でも、お父さんがあんな熟睡している感じだったのに、すぐ気付いてくれるんですね。その辺も可愛らしかったです。
とても短い文ですが、クスっと笑えて、最後にほっとする気持ちになれる絵本です。お薦めです。