とっつきにくい題材ですが、読めば読むほど味わいの深い絵本です。
こいぬのうんちも、つちくれも、見た目はきれいじゃないし、何の役にもたたないように思われますが、それでも、必要としてくれるものがいるんです。この世で、不必要なものは何もない。そして、必要とされた時、美しくなれるのです。こいぬのうんちも、必要とされた時、きれいに輝きます。まるで、こいぬのうんちの心を表しているかのように。美しく描かれています。目に見えないものを、目に見えるように表現してくれています。
すべて、生きとし生けるもの、為に生きることによって、光輝くのです。
ただ、5歳の娘には、まだ、むずかしいようです。
また、5年後、読んであげよう。