まだこどもが1歳くらいの頃、たった一つのぬいぐるみや積み木をおもちゃ箱に入れただけで、思いっきり褒めてあげ、こどもも嬉しそうにしていたのを思い出しました。あの頃は、こどもも楽しくお片づけできていたんじゃないかなと思います。しかし、3歳になった息子、今では“お片づけできるのにしない”に毎日頭を悩ませています。なんとか楽しい気持ちのままお片づけをと思い、色々声がけや工夫を凝らすものの、あれこれと言い訳を並べる息子に、結局毎日「お片づけしなさーい」と大声を出す始末。この絵本を読んで猛反省です。叱りあげたってダメなんだと分かっていてもついつい声をあげてしまう、こどもも更にお片づけが嫌いになってしまう、そんな悪循環に陥っている私と息子にはピッタリの絵本だと思います。こどもにも、もちろん読んでもらいたいですが、親子で一緒に読んでほしい絵本だと思います。“嫌々お片づけ”ではなく、“楽しくお片づけ”への動機づけにピッタリの絵本だと思います。