すーくんが「おとうさん きに なって」って言ったら、次の頁でお父さんは木になっちゃっている。(木におとうさんの顔だけあり)。この発想の大胆さにびっくり、うれしくなりました。といっても、子どもは特別なことではないみたい。絵にじっと見入っていました。
虫がよってきてウンチをしたり、犬がきてオシッコをしたりする頁で、息子は大笑い。すーくんの臨場感あふれる言葉と絵、木になってるお父さんの動じなさが絶妙です。
「風がふいています。そよそよ そよそよ」のすーくんと女の子が風にふかれるシーンは、大好き。音や匂い温度がそのまま伝わってくるようで、一緒に目をつむってしまいます。息子も次の頁へ急かすことなく、その間を楽しんでいるようなので、うれしいです。
ユーモアもしっとり感もある、とてもいい絵本だと思います。