柳原良平さんといえば、横浜港を思い浮かべます。
そしてウィスキーを飲みたくなります。
とてもオシャレな絵本で、豪華客船ではなく、縁の下の力持ちのタグボートを描いているところに魅力を感じました。
そのタグボートが送り出す船が移民船のあるぜんちな丸というところに目が止まりました。
ブラジルへの移民船として活躍した船で、2代目船舶でしょうか。
初代あるぜんちな丸は、太平洋戦争中に海軍に徴用されて、空母「海鷹」として改造された船だとか。
歴史を抱えた船を淡々と送迎するタグボートのような生き方には、やっぱりトリスウィスキーです。
大人読みしてしまいました。