幼稚園の年長さんのおはなし会で読んで、はずしたことのない、とても求心力の強い絵本です。
幼いカバのヒッポが、一人で出かけて大きなワニに襲われます。
ワニが登場する場面では、子どもたちは息をのみ、絵本に見入ります。
母カバがヒッポを助け、ワニをくわえる場面の迫力はすごいです。
母は強い!
『三びきのやぎのがらがらどん』のマーシャブラウンの作品。
1ページ1ページの色と構図の美しさは、絵画作品として鑑賞できるくらいで、なおかつ、ストーリーに過不足なくピッタリあっています。
水辺が恋しい夏の季節に読みたい絵本です。