100万回生きたねこがいました。王様に飼われたり、手品師に飼われたり、女の子に飼われたり、いつもかわいがられているのに、ねこは彼らが「大嫌い」。
死んでしまってはまた生き返り、別の飼い主に飼われての繰り返し。
表紙を見てもいかにも! たくましそうなねこですよね。
そんなねこがあるとき、のらねこに生まれ変わります。ねこは100万回生きたことが結構、自慢。みんなも褒めてくれますが、ある時、そんなことには関心を示さない一匹の白ねこに出会います。。。
この絵本を読んで、結局このねこが本当に「生きた」のは最後の一回だけだったんじゃないかな?と思いました。
愛することを知ってこそ、の「生」。
大人も子供も楽しめて、「泣ける」一冊だと思います。