幼稚園のころ、「お弁当」と聞くだけでうれしかった、そんな時のことを思い出させてくれる絵本です。
おべんとうバスにエビフライや卵焼き、ブロッコリーやプチトマト、おにぎりがつぎつぎに乗車してきます。
とっても平板な腺と単純な色遣いなのに、なぜか奥行きを感じます。不思議で、絵に見入ってしまいました。
子供の頃、「お弁当の歌」が大好きで、幼稚園の帰り道にみんなで歌っていました。
今、冷静に考えるとおにぎり・にんじん・ごぼう・れんこん・ふきしか入っていないお弁当ってかなり地味。(笑)
楽しくないし。なんでみんなあんなにうれしそうに歌っていたんでしょうか?
それを考えると、この絵本のお弁当は本当に豪華絢爛。
時代を感じます。
楽しい絵本です。